

「守る戦い」を得意とする高位貴族出身の剣士。
甘いマスクと気障ったらしい口調で数多くの女を落としてきた女たらし。
かつては放蕩息子だったが、火の大精霊サラマンダーに一目惚れし、彼女に相応しい男になるため、実力と栄誉を求めるようになった。


若き天才騎士。
幼い頃から「剣の天才」と褒めそやされて育った高位貴族の三男。
才能と運に恵まれ、鳴り物入りで騎士となり、実戦でも成果を出し、グレンダの部下となる。


世界に羽ばたく一流マジシャン。
行動力があり、自分の感情に忠実に生きる。
独り立ちした当初は世間の厳しさに打ちのめされたが、観客を楽しませたいという想いのもと、自分の生き方を貫くことに。
今ではタフなメンタルの持ち主。
ドジなところはあるが腕はよく、ファンには愛されている。


光の大精霊
魔族に危害を加えられた過去があり、人間を過剰に恐れている。
人間を怖がっているだけで、一度信頼を得てしまえば懐っこい。
身内とそれ以外の区別が明確で、大精霊以外がそのハードルを越えるのは容易ではない。


水の大精霊。
知識は豊富だが、あまり頭は回らない。
無表情に隠れがちだが、感情で動くタイプ。
建国から精霊を守ってくれている王国民には感謝しており、古くから友である彼らに力を貸すことは厭わない。
直接的な戦闘は不得手なので、サポートに回ることが多い。
水を媒介としていろいろな場所に目や耳を飛ばせるので情報収集に長けている。


教国の神聖騎士にして、男神派の聖女たるカサンドラの懐刀。
幼い頃に親に捨てられ、孤児院で育つ。
自分を拾ってくれた孤児院に恩を返すと共に、自分と同じ境遇である子供たちの生活を支えるため、特殊なアーティファクトの実験体となった。


精霊と融合する世にも珍しい「獣化魔法」を使う魔法使い。
幼い頃に人里離れた山奥に捨てられ、緑の大精霊シルヴァに拾われる。
その後、彼女に生きる術を教わり、大自然の中で獣たちと共に育った。
幼い頃の経験や教国の民に偏見の目で見られたことから、人間に苦手意識を持つ。
獣たちとは積極的に絡み、仲良くなることができる。


神聖騎士団の騎士団長であり、当代で唯一「聖騎士」の称号を持つ神聖騎士。
その実力は一騎当千であり、奇跡に長じた者がなるはずの大司教に、剣と力と信仰の真摯さで推薦された異例の存在。
やや性善説に則ってしまうところがあり、悪意のある人間に対しても「話せば分かる」と思っている。


教国男神派聖女。民の前では心優しい聖女。
しかし実際には甘い言葉とは裏腹に、冷徹で躊躇いなく人を切り捨てる。
生来の指導者としての才能や努力を発揮し、男神派主要人物を陥れることで男神派の首魁まで成り上がり、両派閥から恐れられている。
常に微笑みを絶やさず、内心を見せない。
心優しい聖女という仮面を常に被っている。


教国の門番。
軟派な性格であり、誰にでも馴れ馴れしく話しかける。
可愛い女の子は積極的に口説き、その美貌を活かして一夜の関係に持ち込もうとする悪癖がある。
楽な生き方が得意だと自負しており、怒られない程度に仕事をサボる。
槍の扱いに長けているが、教国軍人としては平均的な実力。
さまざまな人と交流するため、裏の顔である情報屋としても優秀。


帝国第九皇女「正義」のマルティナ。
努力家で、鍛錬と勉強は日課。
家事万能で、特に料理が趣味。
間違ったことは許せない性格であり、規律を重んじる。
細かいことにうるさく、説教臭いので部下に怖れられているが、部下に対する深い思いやりの心を持つので尊敬もされている。


帝国女帝「覇帝」クラウディア。
帝国を指揮する女帝。
男神を狂信しており、そんな男神の血を色濃く引き継ぐイザベルを狂愛している。
イザベルを次代の皇帝に決定し、邪魔をする者は自分の子供でさえも排除した。


帝国第十一皇女「戦鬼」のハリエッタ。
帝国皇族の中でも天才と呼ばれ、幼少期はもてはやされていた。
しかしイザベルの登場でクラウディアからの扱いが変わり、母である彼女を怖れ、従うようになる。
表面上は攻撃的で堂々とした性格だが、本当は精神が弱い。


帝国第十二皇女「道化」のウルスラ。
飄々とした態度で、真意を見せない。
おちゃらけた口調の割に、人の機微には敏感。
相手をおちょくりながらも怒らせない程度のバランス感覚に長けている。


情報収集や裏工作全般に長じ、知略を好む。
一方で、策に頼りすぎるきらいがある。
帝国皇族の血は伊達ではなく、戦闘力も高く器用。
冷静で狡猾。基本的に他人を信用しないが、異母姉であるハリエッタは例外。
自身と対照的でワイルドなところは好ましく思っている。
武闘派の彼女をカバーするため、彼女は頭脳派のポジションにあえているように心がけており、二人一組で行動することが多い。














